人間の道具・機能それは言葉

 言葉と言うのは無限の世界に近いかもしれません。
使い分けてこそ言葉になるんじゃないかなぁ っと思う今日この頃(。・w・。 ) >
意思や感情を表現する道具として、人間に与えられたものだと思うのです。

私は、仕事先で、ある言葉をかけられた時に、胸が張り裂けそうになった事があります。

 「どうせ死ぬんだから・・・」と私の目を見て言葉を濁し、そして目をそむけました。
どうせあなたの夫は死ぬんだから、何をしても変わらないでしょう、あなたはなにやってるの?と
言いたかったようです。
 患者会なんて、あほらしい、先は見えてるのに、そう言いたかったんだろうなぁ
これが、世間一般の評価であり、言葉である。 健康的な表現なのです。

 なぜこんな言葉を投げかけられたかと申しますと、私がパートをして働いていたころ、ヘルパーさんが居る間だけは
仕事をしていましたから、家に病人がいると言う事で時間に気を使ってもらっていました。
ところが、すすむちゃんを病院に入れてからはガラリと態度が変わり、ある日「夫のお誕生日なのでお休みをください」とお願いしたのです。それで仕事先の人たちも本心が出たのでしょうね。

 私は周りの主婦からみると、病人は預けているし介護から逃れた、そして家族の食事も考えなくて良い、家族の為に休みなく家事をする事もないと考えられ、とても羨ましく思われていたようです。

 すすむちゃんが自宅療養中、命が危なかった時の最初の入院の時。(胃ろう)の処置をしなければ生きられなかったとき、おなかにピアスするようなものだけど、その処置をすれば何年でも生きられるのです。
胃に穴をあけて管を通して、そこから液体の栄養食を入れるのです。
本当にピアスと同じですから処置後は痛くもかゆくもありません。

 すすむちゃんは、「どうせ、やったって変わらないんだから、いいよ」と言います。
患者本人が意思疎通できる限り、本人の承諾がなければ処置できないのです。
担当医はこう言いました「本人が死にたいって言うんだから、しょうがないじゃん」
「奥さんの自分の人生を、介護の人生にするか、自由な人生にするか、考えて」

あたしゃびっくりした!医者が諦めてどうすんのよ!患者を励まして、生きる気にさせなくてどうすんのよ!

 この病院は、老人専門の病院である「どうせ動けないんだから、多少痛くても、苦しくても、押さえてやっちゃえばいいのよ」
痛いも痒いも苦しいも言えない、動く事も出来ない、高齢者の治療を一応して特養なり施設に送る。
これが高齢者専門の病院の仕事らしいです。
 だから、患者さんを励ます事をしない、「がんばりましょう」の一言が言えない言っても伝わらない、
だから言う必要がない。井の中の蛙(この漢字でいいのかなぁ)・・・・・ この言葉があてはまるかな?
 たとえ、意思疎通が出来なくても、労いの言葉、励ましの言葉をかけられた患者さんには伝わっている。
私は絶対に伝わっていると思う。どこかで頷いていると思うんですよ、大切な言葉なんだから・・・・・・

 そう言う病院の医師、看護師、介護師は外に出て修行が必要かもぉ〜と思うのです。意思疎通の出来る患者さんと接して、
励ましの言葉を覚えてほしい。(´-ω-`)まぁ〜 病院体制ってな障害もあるけどね
 それに、療養式の病院では、やはり長く預かるという意味では接し方が違うのです。
はい!出来上がり ミ(ノ-ω-)ノハイ~~~~ ではあちらへ とは違っていました。

私は病院以外でも社会から、全身真っ赤になるほど腹の立つ言葉を投げつけられてきた慣れたもんだわぁ〜〜 (^凹^)ガハハ
 σ(-_-)ワタシも人の事は言えないですね、自分の言葉で傷ついてる人もいると感じていいます。

言葉は、自由に使って当たり前、でも仕事としての言葉は選んで欲しいな
言葉は、投げつけるものではなく、そっと添えたいものです。

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