千葉大医学部での講演
2008年7月に千葉大で、私の介護体験の講演をさせてもらいました。
原稿を書いて、何度も何度も練習しました。録音ソフトに録音して、人に伝わる発音と読み方を研究しました。
こんなに練習していったのに、(ヘ_ _)ヘ
コケッ最初から間違えました。
原稿の始まりは、 「私と主人は84年に結婚して」 と言うものでしたが
「私と主人は紀元前」 と発してしましました。
。。。ズルッ(ノ_ _)ノ・・・・・・・ やっちゃったぁ〜〜
足元にはPCでスライドを操作する、患者会の仲間がおりました。
私は教卓の下に沈み、「どないしょぅ〜〜?」と、その仲間に助けを乞いました
「紀元前って・・・・・」 「あんた、いつから人間やっとん?」彼女も言葉を失っていました。
私は、<(`・ω・´)きりっ!と教卓の上に顔を出し
私が恐竜の時からのお話しをすると長いので。。。。。。ととりつくろいました
医学生さんからは、笑い声がでました。
それからは、スムーズに原稿を読んで30分〜40分くらいでしょうか
私の地獄だった介護の記憶をたどった体験記を話しました。
読んでいるうちに、こんな事をやってきたんだぁ
姉弟の別れのシーン、家に居たいと病院を絶対拒否していた、すすむちゃん
そんなに家に居たいなら、ギリギリまで診てあげようとした私。
私自身が壊れていくのも気付かずに必死だった毎日。
私が壊れて、寝たきりのすすむちゃんに暴力・暴言を吐いたころ。思い出すだけでも、身震いする毎日の事を話しました。
講演していて、ある時は力強く、ある時は声が上ずり涙が出そうになりました。
でもぉ〜〜〜 o(*^▽^*)o~♪あはっ
最初に間違えたから余裕もあったのでしょうねぇ
89名の学生さんが話を聞いてくれて、アンケートも出してくれました。
その中には、・・・・・・
*「どうして、そこまで出来たのでしょうか?私だったら放り投げるのに」
*「優しくて強い精神力、それでも離婚しなかった、病気だからと言っても、その強さに感動しました」
色んなアンケートをもらって、あぁ〜聞いていてくれたんだなぁと嬉しく思いました。
講演が終わってから、千葉大の先生が、ランチをごちそうしてくれました。
大学の隣には病院があって、新しく建て替えた病棟にスカイレストランがあったのです。
とても、病院内のレストランとは思えないほど、レストラン内と接客の明るさったら
レベルの高いファミレス風でした、そこで私はオムライスを頼みました。
仲間の東大の社会学博士をやっている香織ちゃんもオムライスをたのみました。
食べ終わったら、香織ちゃんが な・・・なんと
(
 ̄っ ̄)うう〜〜 たりな〜〜〜〜いっと叫びました
( ´゚д゚`)ぎょっ? な・・・・・なんと言うことを・・・・・
でも、私もそう思ったゆえ (*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
たりな〜いと言いました。
そこで千葉大の石井先生が、「ここは私が持ちますから、なんでも食べて」と言いました
さすがに、かおりちゃんもカロリーを心配したのか「コーヒーにしようかなぁ」と言いました。
ドリンクバーを頼み、飲み物は何杯でもおかわりできました。
みんなコーヒーを一杯しか飲みませんでしたが、私は2杯いただきました。
帰りに、学生さんから笑いを取るんは難しいねんでぇと大阪の画伯ちゃんが言いました。
笑いをとったつもりはないけど、笑ってもらってうれしかったぁ〜〜
大阪の患者会の代表の画伯ちゃんは、色んな講演をしていますが
「大阪のノリで笑いを取ろうとしてもダメだんなんよぉ」と、いつも言っています
学生さんって、すごくいい子達で、病気の話を聞くのだから、笑ってはいけないんだと思って
笑えないのだろうと画伯ちゃんが言っていました。
大変な病気なのですが、笑うシーンがあったら笑ってくれていいんです
こんな病気があるのだと知ってくれればいいんです。
将来、医学の道を歩む上で、わからない病気に出会ったら、自分で調べて対応してほしいし
家族の大変さも、聞く耳を持ってもらいたいです
それから・・・・・・患者さんには、一言で良いから、励ましとねぎらいの言葉を添えてほしいものです
原稿の〆がこの言葉でした。
ヾ(≧▽≦)ノおわり〜〜〜〜
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